サファリその⑥

ケニアといえば野生の王国、野生の王国と言えばサファリ、サファリといえばマサイマラ。ケニアで野生動物を見たいという人には何といってもマサイマラ国立保護区がお勧め。

広くなだらかな丘が続くサバンナに生息する野生動物の種類と数、そしてそれらの躍動する姿の美しさは自信を持って世界一と言える。マサイマラ以外にもアンボセリ国立公園、ナクル湖国立公園、ツアヴォ国立公園など大小合わせ40ヶ所の公園・保護区がある。

ケニアと国境を接しているタンザニアのセレンゲティ国立公園とマサイマラ国立保護区間を世界の7不思議の一つと言われているヌーの大移動がある。特にマラ河を渡る時期は7,8,9月がピークで観光客もこの時期に集中する。

マサイマラは何しろ広い、全て回るなら3日は必要。慣れない人がレンジャーなしで自分で運転していくと先ず間違いなく道に迷う。もし迷ったら一番ちかくの丘の上に上る。

そうすると北・東・西に山が見える。ロッジを出発する前に地平線の先に見える山を目印にしておくとイザという時の指針になる。例えば北に見えるのはKILELEO HILL, 東に見えるのがSIANA HILL 西に見えるのがOLOLOLO ESCARPMENT。それらを目印にすればよい。南はタンザニアとの国境に接しているので高い山はない。

 

国立公園内・保護区内の宿泊ロッジの施設内では携帯が通じるが朝夕の動物サファリで

サバンナに出てしまうと通じない。そこで無線が活躍する。全てのサファリカーには無線が付いておりドライバー同士が動物の情報交換をする。又時折すれ違う車のドライバーが窓を開けて『ULIONA SIMBA(ライオンはいたか)?』『BADO SIJAONA LAKINI FARU IKO NYUMA(まだ見てないが今来る途中でサイを見た)』などとやり取りする。その雰囲気が何とも言えずサバンナの風景に合う。

野生動物は国立公園や国立保護区だけに生息している訳ではなく、ナイロビからマサイマラへ行く途中のリフトバレーの中でもキリン、シマウマ、ガゼルなどを見ることができる。

時折車の前を横切ったりするので気を付けないとならない。

以前はナイロビからマサイマラまで4時間半で行けたが近頃は6~7時間掛る。4年程前に新しくできた交通法規により全ての営業用車両にスピードガバナーというスピードコントローラーを付けることが義務化され80キロ以上は出せないようになっている。

なのでサファリツアーの日程を組む上でこのことを常に念頭においておかないと、ロッジでの昼食に間に合わなかったり、公園のゲートは夕方6時半で閉まるので入れなかったりということが起こる。