ナイロビ近景その③

ケニアは4,5月の大雨季の後6,7,8月は日本など北半球の冬の時期にあたり大変寒い。寒いと言っても朝夕12℃前後、日中は22℃くらいで日本でいうと9月末~10月にかけての季節に当るだろうか…。その位では日本ではまだまだ暖かいと言うだろうけれど南半球、それも赤道直下のケニアに暮らす僕などは毎日クシャミの出っ放し…!

昨年は指に息を吹きかけもみもみしながらパソコンに向かっていた。今年は風が冷たいがセーターを羽織って丁度良い。今は7月だが8月はもっと寒くなるかも知れない…。

来年2012年に大統領選挙が行われる。5年毎の12月に行われていたが来年は繰り上がって8月になる可能性が大。毎年8月は観光シーズンで特にヌーの河渡りなど一番激しく興奮の度合いが高くなる。そのように国にとって大切なシーズンだということを政治家

達の都合の為だけでなく国民の為に真剣に考えて欲しい。ケニアは農業関連が外貨収入の主たるものだが野生の王国・動物天国としても名が知られているように動物サファリに代表される観光立国でもある。1998年8月ナイロビ駅近くのアメリカ大使館がテロリストにより爆破され、それによって観光関連事業は深刻なダメージを受けた。それ以来観光客の足は遠のき未だ以前のような賑わいを取り戻せていない。しかしながら野生動物の種類と数は世界でも有数の豊富さを誇るのだから当政府が観光産業にもっと力を入れてくれれば野性動物の宝庫としてもっと人々の興味をそそるハズ。

最近になってやっと道路整備・拡張に手をつけ始めたがそれより前にやるべき大事なことはドライバーに対する教育・指導なのだがそれが浸透していない。人々の足として重要な役目を持つマタツーという乗り物がある。14人乗りの乗り合いバスで普通の車と区別する為に車体横に黄色の線を引いているのがそれで、ナイロビで起こる車の事故の90%にこのマタツーが関わっている。どこの道であろうと対向車線走行は自分達の特権だとばかりに人を満杯にしてスピードを出して走って行く。道沿いに学校のあるところでは子供たちが飛び出すので校門前などにバンプが作られている。マタツーといえどもスピードを降ろさざるを得ないシステムだ。しかしこのバンプも全部が同じ高さに作られている訳ではなく車体の低い車など通過する度にガリガリいわせている。全体的に車の量も増え、インド洋に面したモンバサ港から荷揚げした物資を隣国ウガンダに運ぶ大型トラックなどもナイロビ市内を通過しなければならないので時間によっては大変な交通渋滞になる。バイパスの完成が待ち遠しい。

ナイロビ空港から市内まで距離にして18km、10年前は20分で行けたのが今では2時間掛かってしまう。朝夕のラッシュアワー時など3時間以上掛かる。以前はどこへ行くにもアフリカの広いサバンナを運転して行くので非常に気持ちがよかったが最近は車を運転するのが面倒になってきた。大分前からAT車に代えてはいるがあの混雑の中を通らなければならないかと思うともうそれだけでイヤになる。

停電がよくあるということは前回にも書いたけどそれなのに今月7月から電気代が25%も値上がりするという…。冗談じゃないよ、これだけ停電が多いのに値上げするなんて一体何を考えているのか…せめてジェネレーターのガソリン代を請求したいくらいだ…