サファリその④

『サファリに行く』と言っても色々とある。昔流に言えば銃を持って動物をハンティングに行く、現代風に言えばカメラを持ってカメラハンティングに行く。

広い大地で自由に走り回っている動物を見て感激する人もいる、カメラも持たず特別の動物がみたいということもなくサバンナの風景に涙を流す人もいる、ライオンのハンティングを見たいという人もいる、リゾート風のロッジのプールサイドでグラスを傾けるだけの人もいる、キャンプファイヤーが好きな人もいる、マサイ族のジャンプを見に来たという人もいる、気球に乗って空からサバンナの動物を見たいという人もいる、公園以外の場所ではビクトリア湖でナイルパーチを釣り上げたい、ラフティングをしたい、サバンナで乗馬をしたい、ナイル川でバンジージャンプをしたいなどという人もいる。

しかし中にはもっとドロドロした『エっ?まさか冗談だろ!』と思わせる人もいる…

フラミンゴと一緒に飛んでみたい、シマウマに乗りたい、ゴリラのドラミングを聞きたい、

キリマンジャロの頂上で凧を揚げたい、キリマンジャロの頂上からゴルフボールを打ちたい、キリマンジャロの頂上からスキーで滑り降りたい、キリマンジャロの頂上からパラグライダーで飛び降りたい、キリマンジャロの頂上でお神酒を奉げたい、チーターに頬ずりしたい、動物の間をオートバイで走りたい、レンジャーになりたい、ダイヤモンドを掘りたい、夢見るタバコを吸いたい、B型肝炎なんて怖くないなどなど…。

色々と制約はあるがお客様の希望をかなえてあげるのが我々サービス業に携わる者の努め。

不可能と思えてもやってみなければ判らない、ここはアフリカ、何でもありのアフリカだ!何とか希望をかなえさせてあげたい~と無い知恵を絞りに絞りドロドロの希望を全て実現させてあげたことは自分でも自慢できる(かな…?)。色々と制約があるので全てを公けにできないが、例えば・・・

*フラミンゴと一緒に飛んでみたい・・・ライトプレーンというプラモデルに自転車のエンジンをくっつけたような飛行機でフラミンゴと併走(併飛行?)した。

*キリマンジャロで凧を揚げるとどうなるか・・・何しろ6000m近い頂上だ、風(と言っていいかどうか)は殆どなく、あっても上に行かず下に向かって行く。だから凧下げになってしまう…。

*チーターに頬ずりしたい・・・ナイロビ動物孤児院に保護されているチーターの兄弟がおり飼育係りのオジサンと一緒であれば檻の中に入って一緒に寝転ぶこともできる…。

*動物の間をオートバイで走りたい・・・国立公園内や国立保護区内を走ることは禁止されているが公園の外なら構わない。マサイマラの外周に沿った道をシマウマやキリンなど横目に見ながら走ることができる…。

*レンジャーになりたい・・・タンザニアのモシという町にMWEKA COLLAGEというワイルドライフ専門学校がありそこでレンジャーになる為の基礎を教えてくれる。キリマンジャロの麓にあって空気も澄み、のどかな国柄なので全てがゆったりとし、講義は英語とスワヒリ語。しっかりした寮もあり過去3人の日本人が卒業している…。

*ダイヤモンドを掘りたい・・・東アフリカではガーネット、ツァボライト、タンザナイトなどはあるがダイヤモンドは南アフリカに行かなければならず又我々の管轄外なので掘らせてもらえるかどうか不明なのでナイロビ近辺の山でガーネットなどに挑戦してもらうにとどめた。