テロと観光その②

by Endo San | Category Bootstrap | 2016-04-01 23:04:06

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僕が子供の頃、と言っても中学・高校時代、《ケニア!》という名前から連想したのは猛獣、マサイ戦士、ジャングル、探検隊など。しかしそれらは映画や本の中だけの世界であって普段我々が生きている世界とは全く別の世界のことだと思っていた。しかしそういう別世界であっても実際にどこかにあるんじゃないか、もしかしたら行けるんじゃないか、行きたい、行ってみたいという願望が年々強くなっていきアフリカやターザンに関する映画があると親に内緒で観に行き、世界地図を壁に貼り、地球儀を回し、まだ見ぬ世界を想像し 一人静かに興奮していた。 今から30年以上も前になるが当時“サファリラリー”というケニア、タンザニア、ウガンダ3国にまたがる5,000キロのダートコースを5日間で走るラリーがあり、国民的行事にまでなっていて当時のケニヤッタ大統領がスタートの旗を振るのが習わしになっていた。出場車の3分の1が完走できればいいという酷暑下の過酷なラリーで、石原裕次郎主演の『栄光への5000キロ』という映画のロケが行われたこともあった。 1982年、ケニア空軍によるクーデター未遂事件があり、その後は貧困、病気、孤児などネガティブな面が表面に押し出され、援助関係のNGOなどが増えていった。 1998年、ナイロビ市の中心街にあったアメリカ大使館がテロリストにより爆破され、それ以降はケニアというとテロ、危険、恐怖のイメージが先行してしまっている。 しかしケニアは面積から言えば日本の1.6倍。5000m級の山々、大河、森林、サバンナ、砂漠、海などあらゆる自然が豊富でその中で各種スポーツも盛んに行われている。 ケニアというとサバンナの勇士マサイの戦士に代表されるが、42部族ある中で全体の約半数近くを占めるキクユ、カンバの人々は元々農業に携わっており、地球(土)と親しんでいるせいか性格は日本人に似て大人しく優しい人が多い。 ケニアは動物王国と言われ、野生動物は国立公園・国立保護区だけでなく人間が住む町や村の近くにもいて、幹線道路を走っているとキリンやシマウマが道を横切ることがある。そんな時には勿論人間の方が遠慮して車を止める。しかし時折象やバッファローが畑に入り込み、折角実った農産物を根こそぎ食べられてしまうこともある。そんな時は農家の人々にとっての野生動物は害獣となりそれなりに対処しなければならない。 上述のテロなどは全て他国人が起こしたもので、そういったテロリストを排除するのにケニア政府は断固とした方策を取り、取り締まりを強化している。ケニアはアフリカ大陸の玄関口ともいわれ諸外国から投資目的のビジネスマンが大挙して押しかけてきている。 ナイロビに居住している我々外国人もビジネス、ショッピング、ゴルフ、テニス、動物サファリなど普段と変わらぬ生活をしている。ケニアの経済(特に庶民生活のレベルに於いて)は依然としてインド人が握っているが。ここ数年は中国人の流入が激しく彼らのマナーには流石のインド人も眉をしかめている。僕なんかは早く中華街ができないかナ~と期待にお腹が膨らんでいる。

 

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